数式フィールド
Liferay DXP 2023.Q4+/ポータル GA102+
数式フィールドには、オブジェクト定義の数値フィールドを使用して計算された読み取り専用の値が格納されます。 使用例には、保留中のリクエストを差し引いた後に従業員の利用可能な PTO 時間を計算することや、注文の合計に基づいてエージェントの手数料を計算することなどが挙げられます。
フィールドの作成時に、フィールドの値を整数として保存するか、小数として保存するかを決定できます。 フィールドを作成した後、フィールドを編集して、その値の計算に使用する数式を定義する必要があります。 使用できる関数には、加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) などがあります。 これらの関数は、オブジェクト内の任意の整数、長整数、小数点、および精度小数点フィールドで使用できます。

たとえば、 totalRevenue (精度 10 進数) と totalExpenses (精度 10 進数) という 2 つの数値フィールドがあるシナリオを考えます。 次の式を含む数式フィールドを追加して、純利益を計算できます。
totalRevenue - totalExpenses

さらに、次の式を含む数式フィールドを追加して、利益率を計算することもできます。
(totalRevenue - totalExpenses) / totalRevenue * 100

エントリが作成または更新されるたびに、これらの式を使用して数式フィールドの値が動的に設定されます。
