ストレージアダプターの使用
ユーザーがフォームレコードを追加すると、Liferay はリクエストの処理を ストレージアダプタ API 経由でルーティングします。 これは、フォームエントリーに対して行われる他のCRUD操作(読み取り、更新、削除)についても同様です。 ストレージサービスのデフォルトの実装は、Liferayデータベースに保存するためにフォームをJSONに変換します。

デフォルトの JSON ストレージアダプターは、Liferay 7.4 で デフォルトに名前が変更されました。 デフォルトのアダプターに加えて、Liferay 7.4 からは オブジェクト ストレージアダプタがあります。 システムに カスタム ストレージ アダプター が含まれている場合は、さらに多くのアダプターが存在する可能性があります。
既存のフォームを Liferay 7.4 のデフォルト ストレージ アダプタに移動する アップグレード プロセス が実施されています。
システム内のストレージアダプターを確認するには、
- 新規フォームを追加します。
- 右上の
アイコンをクリックします。 - [共通]タブで、[ストレージの種類]のリストオプションを展開します。
ダイナミック データ マッピング (DDM) バックエンドは、フォーム レコードの他の保存形式に 適応 できます。 これにより、フォームデータをデフォルトのJSONではなく、XMLやYAML(または好みのフォーマット)として簡単にシリアライズすることができ、Liferayデータベースを含む任意の場所にフォームデータを保存することを選択できるようになります。
フォームを保存した後に、ストレージアダプターを変更することはできません。 既存のすべてのフォームは、作成時に設定されたアダプターを引き続き使用し、異なるストレージアダプターを選択することはできません。
| ストレージタイプ | Description | Liferayバージョン |
|---|---|---|
| デフォルト | デフォルトのアダプターを使用して、フォームのレコードを Liferayフォームデータベーステーブルに保存します。 | 7.4+ |
| オブジェクト | オブジェクトアダプターを使用して、フォームのレコードをLiferay Objectにマッピングします。 このオプションを選択した後、既存のLiferay Objectを選択し、フォームのフィールドをオブジェクトのフィールドにマッピングする必要があります。 フォームレコードデータは、JSONでオブジェクトの専用データベーステーブルに保存されます。 | 7.4+ |
| JSON | Liferay 7.2 と 7.3 の JSONアダプターを使って、フォームのレコードをJSONでLiferayフォームのデータベーステーブルに保存します。 | 7.2および7.3 |