表示ページテンプレートの使用
Liferay DXP/ポータル 7.3 以上
表示ページ テンプレート は、専用の URL でコンテンツを表示するための構造を定義します。 コンテンツアイテムを作成またはアップロードすると、Liferayはそれにアクセスするための一意のフレンドリURLを生成します。 ただし、コンテンツを表示するためのテンプレートを最初に定義した場合のみ、このURLを使ってコンテンツを表示できます。

表示ページテンプレートを作成する場合、まずコンテンツの種類(Webコンテンツの記事、ドキュメント、ブログエントリーなど)を選択します。 これにより、表示ページのレンダリングにテンプレートを使用できるコンテンツアイテムが決まります。 その後、コンテンツ ページと同じ UI とデザイン要素を使用してテンプレートをデザインできます。 つまり、ページ フラグメント と ウィジェット を使用して、コンテンツ フィールドにマップし、追加の機能を統合する動的な表示を構築できます。 さらに、 SEO 設定 を定義して、ページの検索ランキングを向上させることもできます。
テンプレートを設計した後、そのコンテンツ種類を表示するためのデフォルトのテンプレートにしたり、一部のコンテンツアイテムだけがこのテンプレートを使用するように手動で設定することができます。 一度設定すると、ユーザーはそのコンテンツアイテムのフレンドリURLにアクセスすることで、その表示ページを見ることができます。 コンテンツは、テンプレートのデザインに応じて動的にレンダリングされます。
ページ と表示ページ テンプレートの権限を構成すると、ユーザーはページにアクセスできるようになりますが、そのコンテンツは制限されたままになる場合があります。 たとえば、 表示 権限を持つユーザーはページを開くことができますが、ページ上の特定のアプリケーションまたはコンテンツを表示する権限も持っていない限り、特定のコンテンツを表示することはできません。
ユーザーにページを表示する権限がない場合、Liferay は 401 (Unauthorized) 応答ではなく 404 (Not Found) エラーを返し、アクセスできないページの URL 列挙を防止します。
表示ページテンプレートは、現在、以下のコンテンツの種類に対応しています。
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製品 Liferay DXP 7.4 U72+/GA72+
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カテゴリー Liferay DXP 7.4+
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カレンダーイベント Liferay DXP 2024.Q2+
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カスタムオブジェクト Liferay DXP 7.4+
複数のコンテンツアイテムで再利用したいレイアウトをデザインする際に表示ページテンプレートを使用します。
ビジネスケーススタディ、製品やサービスのオプション、求人情報、Web記事など、要素のリストを一貫した方法で表示するのに最適なテンプレートです。 たとえば、保険ビジネスの Web サイトでは、利用可能なオプションをリストする必要がある場合があります。 各オプションについては、個別のWebコンテンツ記事で説明しています。 サイト訪問者がオプションを選択して記事から対応する保険の詳細を確認できるランディング ページが必要です。

この目標を達成するために、Webコンテンツ記事のフィールドをテンプレート内のフラグメントにマッピングする単一の表示ページテンプレートを作成できます。 各記事で同じテンプレートを使用できます。 そして、ランディングページの各保険オプションを、対応する記事のフレンドリURLにリンクさせます。 サイト訪問者がオプションをクリックすると、表示ページにWebコンテンツ記事の情報が動的に入力され、テンプレート設計に従ってレンダリングされます。
コンテンツ タイプに複数の表示ページ テンプレートが作成されている場合は、そのアセット タイプで使用可能なテンプレートのいずれかにリンクをマップ できます 。 リンクを表示ページにマッピングするときに、デフォルト オプションまたはその他の利用可能な表示ページ テンプレートを選択できるため、コンテンツの表示方法をより柔軟にカスタマイズできます。