検索サービス(Elasticsearch)
Elasticsearchサービスは、Liferay DXPアプリケーションのテキスト検索エンジンです。 これは、外部のインターネットではなく、アプリケーションの他のサービスとのみ通信するプライベートサービスです。
詳細は、 Search service limitations のセクションを参照してください。
設定
Liferay Cloudのサービスはデフォルトでうまく動作するように微調整されていますが、Elasticsearchをさらに設定する必要があるかもしれません。 これを行うには、 適切な[configs/{ENV}/config/]
フォルダー内にYMLファイルを含めることができます。 変更をデプロイすると、ファイルが自動的にサービスに挿入され、デフォルトの設定が上書きされます。 以下は、 正しいフォルダー内のそのようなファイルのフォルダー構造の例です:
search
├── configs
│ └── common
│ └── config
│ └── elasticsearch.yml
└── LCP.json
Elasticsearchの設定には、[elasticsearch.yml]設定ファイルを使用する必要があります。 UIからElasticsearchを設定すると、デプロイ毎に上書きされます。
検索サービスの[LCP.json]ファイルには、デフォルトで次の値が含まれています:[“podManagementPolicy”:“Parallel”] この値を[LCP.json]から削除すると、複数のクラスタインスタンスがある場合に検索サービスの起動に失敗することがあります。なぜなら、Elasticsearch のノードが相互に接続しないと正常に起動しないからです。
スクリプト
スクリプトを使用して、より広範なカスタマイズを行うことができます。 ただし、これを行う際は注意してください。 なぜなら、これは検索サービスをカスタマイズする最も強力な方法であり、望ましくない副作用を引き起こす可能性があるからです。 [scripts/configs/{ENV}/scripts/]
フォルダーにある [.sh]
ファイルは、サービスを開始する前に実行されます。 たとえば、すべてのログファイルを削除するスクリプトを含めるには、次のディレクトリ構造に配置します:
search
├── configs
│ └── common
│ └── scripts
│ └── elasticsearch.yml
└── LCP.json
Search Serviceへのライセンスの展開
ライセンスを検索サービスにデプロイするには、パス [search/configs/{ENV}/license/]
を作成し、そこにライセンスファイルを配置する必要があります。
環境変数リファレンス
Elasticsearch のすべての環境変数やその他の設定方法は、 Elasticsearch 公式ドキュメント に記載されています。 このような設定と環境変数は、それぞれ [configs/{ENV}/config/]
ディレクトリと [LCP.json]
で設定できます。 例は次のとおりです:
名前 | 値 | 説明 |
---|---|---|
ES_JAVA_OPTS | -Xms4g -Xmx4g | ESインスタンスのJava設定 |