アップグレードのトラブルシューティング
Liferay には、アップグレードの実行時に発生する可能性のある問題を特定して解決するための、すぐに使用できるツールと機能が多数用意されています。
トラブルシューティングを行うには、 Gogo シェル コマンド を使用してモジュールを個別にアップグレードし、アップグレードの問題の原因を特定したり、サーバーの実行中に小さなアップグレードを実行したりすることができます。
アップグレード レポート と アップグレード ログ を有効にするか、 MBean を使用して、アップグレード プロセスを監視およびトラブルシューティングすることができます。 これらのツールを使用すると、パフォーマンスの問題の原因やエラーの原因を見つけることができます。
Liferay DXP 2025.Q3 以降、 データベースアップグレードツール は、アップグレードを実行する前に検証プロセスを自動的に実行します。 これにより、システムに変更を加える前にアップグレードが失敗します。 この方法では、データは影響を受けていないため、データのバックアップを復元する必要はありません。
ポータル プロパティ を使用すると、これらの検証をスキップできます。
-
upgrade.database.preupgrade.verify.enabled=falseは検証プロセスを完全に無効にします。 検証者が誤ってアップグレードをブロックした場合にこれを使用できます。 -
upgrade.database.dl.storage.check.disabled=trueドキュメントライブラリに固有の検証チェックをスキップします。 このプロパティは、 ポータル開発者プロパティに含まれています。
トラブルシューティングの詳細については、 一般的なアップグレードの問題 を参照してください。