Liferay Home
Liferay Home は、Liferay DXP/Portalがアプリケーションの起動、構成の読み取り・適用、JARファイルのロード、ログの生成などを行うフォルダです。
Liferay Homeの場所は、インストールタイプによって異なります。
- Liferay Tomcatバンドルでは 、Liferay Homeはインストールの最上位フォルダであり、アプリケーションサーバーが含まれています。
- アプリケーションサーバー上のインストールでは 、Liferay Homeフォルダはアプリケーションサーバーによって異なります。 アプリケーションサーバーにインストールする場合は、Liferay Homeの場所について、そのアプリサーバーに関する記事([**アプリサーバー]へのインストール** など)を参照してください。
Liferay Homeの構造
DXP/Portal のインストールには、アプリケーションサーバーに関係なく、次のフォルダ構造を使用します。
Liferay Homeリファレンス
ここでは、各フォルダーの目的を説明します。
data
(HSQLデータベースが選択されている場合):埋め込みHSQLデータベース、DXPのファイルリポジトリ、およびサーチインデックスを格納します。 組み込みのHSQLデータベースはデフォルトで設定されていますが、デモンストレーションと試用のみを目的としています。 ポータルプロパティjdbc.default.url
は、Hypersonic組み込みHSQLデータベースの場所を設定します。deploy
:デフォルトでは、このフォルダはプラグインを自動デプロイします。 自動デプロイは、Liferay マーケットプレイスのアプリケーション.lpkg
ファイル、プラグイン.war
ファイル、およびプラグイン.jar
ファイルをサポートしています。 ポータルプロパティauto.deploy.deploy.dir
を設定することにより、deploy
フォルダの代替パスを構成できます。elasticsearch-sidecar
: DXP/Portalで始まるElasticsearchノードを保持します。 7.3ではelasticsearch7
というフォルダ名になっています。 7.2以前では、このフォルダは含まれていません。 詳細は、 サイドカーまたはEmbedded モードのElasticsearchの使用 を参照してください。license
:著作権およびバージョンファイルがここにあります。logs
:DXP/Portal はこのフォルダを作成し、ここにログファイルを書き込みます。 問題を診断するときに、それらを調べます。portal-impl.jar
のportal-impl/src/META-INF/portal-log4j.xml
ファイルは、ログファイルの場所を設定します。 ログファイルの場所を上書きするには、 Extプラグインでext-impl/src/META-INF/portal-log4j-ext.xml
ファイルを使用する 必要があります。osgi
:OSGiランタイムのすべてのJARファイルといくつかの構成ファイルは、このフォルダに属しています。 ポータルプロパティmodule.framework.base.dir
は、OSGiフォルダの場所を設定します。 以下がそのサブフォルダです。configs
: ここにコンポーネント 構成ファイル をデプロイします。[core]
:7.2以前にのみ存在します。 コアモジュールを保持します。marketplace
:マーケットプレイスアプリケーションとアプリケーションスイート。modules
:デプロイしたモジュール。portal
:非コアモジュール。state
:OSGiバンドルのインストール、バンドルストレージなどのOSGi内部状態ファイルが含まれています。static
:カスタマイゼーションをJARファイルとしてここにデプロイします。war
:デプロイしたWARプラグイン。
patching-tool
:(サブスクリプション)このフォルダには、パッチとパッチをインストールするためのユーティリティが含まれています。tools
: Database Upgrade Toolとターゲットプラットフォームのインデクサを格納します。[work]
:7.2以前にのみ存在します。 モジュールJasper作業ファイルを保持します。
note
DXPがLiferay Homeフォルダにリソースを作成できない場合、またはDXPが特定のアプリケーションサーバーで実行されている場合は、DXPを実行しているオペレーティングシステムユーザーのホームフォルダに liferay
と呼ばれるフォルダが作成されます。 この場合、その liferay
フォルダがLiferay Homeになります。 たとえば、オペレーティングシステムのユーザー名がjbloggsの場合、liferay
フォルダのパスは/home/jbloggs/liferay
または C:\Users\jbloggs\liferay
になります。