Websphereは複雑なアプリケーションサーバーであり、Tomcatのような動作はしないため、パッチ適用プロセスも若干異なります。
解像度
WebsphereのLiferay Portalにパッチを当てる方法は2つありますが、どちらの方法でも、パッチの適用を開始する前にWebsphereとクラスタのノードを完全にシャットダウンすることが非常に重要です。
パッチと再デプロイ
このため、Patching-Toolのプロパティファイルを更新して、WebsphereにデプロイされていないLiferay PortalのWARファイルを指すように、次のようにする必要があります:
patching.mode=binary
jdk.version=jdk6
war.path=../liferay-portal-6_2-ee-sp10-20150205153520442.war/
global.lib.path=../liferay-portal-dependencies/
WARと依存関係にパッチを当てたら、パッチを当てた依存関係をWebsphereに配置し、パッチを当てたWARを使ってLiferay Portalを再デプロイします。
デプロイしたLiferay Portalに直接パッチを当てる
これにより、デプロイされた Liferay Portal WAR に直接パッチが適用され、必要な手順が省かれることを期待しています。 この方法でパッチを当てると問題が発生する可能性があり、その場合は、バックアップから復元し、上記の最初の方法を使用するのが最善となります
AppServerディレクトリにpatching-toolを展開し、展開したPatching-toolディレクトリで以下のコマンドを実行します:
patching-tool auto-discovery
default.properties ファイルは、installedApps ディレクトリに配置された Liferay Portal WAR を識別する内容で作成する必要があります:
patching.mode=binary
jdk.version=jdk6
war.path=../profiles/AppSrv01/installedApps/liferay-ead7385Node01Cell/liferay-portal-6_2-ee-sp10-20150205153520442_war.ear/liferay-portal-6.2-ee-sp10-20150205153520442.war/
global.lib.path=../lib/ext/
その作成が完了したら、Patching-Toolの通常のパッチングの手順に従ってください。
追加情報
Websphere がディレクトリ構造でアプリケーションを展開する方法の説明については、こちらの記事をご覧ください: WebSphere Applicationでエンタープライズ・アプリケーションをデプロイする際のフローを知る。
Patching Tool全般については、こちらの の記事をご覧ください。