アップグレードレポート
7.4以降で利用可能
アップグレードを行う際には、変更点と発生した問題を把握しておくことが重要です。 アップグレードレポートは、これらの詳細情報を含むレポートにこの情報をキャプチャします:
- 実行日時
- アップグレードの総実行時間
- DXP / Portalスキーマの初期バージョン、想定されるバージョン、および最終バージョンとビルド番号
- データベースのベンダーとバージョン
- アップグレード関連のポータルプロパティ設定
- ドキュメントライブラリストアと
rootDir
の構成設定 - ドキュメントライブラリのサイズ(ファイルシステムストアおよび高度なファイルシステムストアの場合)
- 行単位の初期サイズと行単位の最終サイズを含むデータベーステーブルの一覧
- 最も長く実行されている20のアップグレードプロセス
- エラーと各タイプの頻度
- 警告と各タイプの頻度
アップグレードレポートは、 アップグレードツール 、またはポータルのプロパティを使って起動時に利用できます。
なお、アップグレードレポートの情報は、 アップグレードログコンテキストを有効にすることで、コンソールログに出力することもできます。
アップグレードツールによるアップグレードレポート
アップグレード報告は、 tools/portal-tools-db-upgrade-client/portal-upgrade-ext.properties
ファイルで upgrade.report.enabled=true
プロパティを設定することで有効になります。 例:
アップグレードレポートは、この /tools/portal-tools-db-upgrade-client/reports
フォルダに生成されます。
ポータル・プロパティで起動時にレポートをアップグレードする
起動時にアップグレードレポートを有効にするには、 portal-ext.properties
ファイルで、以下の 2 つの ポータルプロパティ を設定します:
アップグレードレポートは、 {liferay-home}/reports
フォルダに生成されます。
追加情報
以降のアップグレードでは、ツールはファイル名にタイムスタンプを追加し(upgrade_report.info.1631029824000
など)、新しいアップグレードの詳細を新しいupgrade_report.info
ファイルに報告します。
文書ライブラリのサイズを計算するには、長い待ち時間がかかる場合があります。 そのため、タイムアウト時間はデフォルトで10秒に設定されている。 この期間を変更するには、 portal-ext.properties
ファイルの upgrade.report.dl.storage.size.timeout
プロパティを変更します。 タイムアウトを無効にするには、時間を長くするか、値を 0
に設定する。
アップグレードレポートのサンプル
以下は、アップグレードレポートの例です。