legacy-knowledge-base
公開されました Jul. 2, 2025

AWS S3の署名バージョン2廃止について

投稿者

Shimada Taro

knowledge-article-header-disclaimer-how-to

knowledge-article-header-disclaimer

legacy-article

learn-legacy-article-disclaimer-text

問題

  • AWS S3の署名バージョン2が廃止予定ですが、Liferay DXPに影響はありますか

環境

  • Liferay Portal 6.2, Liferay DXP 7.0, Liferay DXP 7.1

解決策

  • LiferayDXPをご利用中であれば署名バージョン4に対応しているため、基本的にLiferay側の対応は不要です。

LiferayではAWS S3へ接続するためにAWS SDKを使用しています。
AWSの公式サイトによると、推奨バージョンは1.11.xとなっております。
Liferayが使用しているSDKのバージョンはFixPackによって異なっており、FixPack41以上を適用することでAWSの推奨バージョンとなります。

エンジニア側のテストでは、署名バージョン4のみをサポートする地域のバケットに対して、FixPack41とそれより古いバージョンのFixPackを使ったテストが実施されました。
どちらの場合でも、特に問題なく通信ができることを確認しております。

現在、署名バージョン2と4の両方が使えるバケットへ接続中の場合、通信で使用される署名バージョンが混在している場合があります。
これは、AWSの地域ごとに優先される署名バージョンが異なるためで、Liferay側の設定には依存しません。(AWS SDKが常に最適な署名バージョンを選択します)

署名バージョン2が廃止された場合でも問題は発生しないと思われますが、可能であればFixPack41以上へのアップグレードをお勧めします。
何らかの要件によってFixPackのアップグレードが難しい場合は、使用する署名バージョンを4に固定することも可能です。

こちらのAWS公式ページをご確認の上、Javaの起動オプションを調整できます。

追加情報

did-this-article-resolve-your-issue

legacy-knowledge-base