2019年9月からは、「スリムバンドル」をダウンロードするオプションが追加されます。 スリムバンドルは、フィックスパックごと、サービスパックごとにリリースされます。 なお、スリムバンドルはLiferay DXP 7.0 - 7.2フィックスパックにのみ適用されます。
スリムバンドルは、従来のバンドルと全く同じコードベースです。 しかし、パッチソースやパッチ情報が削除されているため、従来のバンドルサイズの3分の1になっています。 スリムバンドルは、ディスク容量が限られている、またはコストがかかるデモやインストールに推奨され、クラウドやコンテナ環境に最適な製品です。
警告: Slim Bundle を使用している場合、パッチが復元されるまで、ほとんどのパッチツール コマンドを実行できません。
Slim Bundleを作成後 以下のPatching Toolコマンドのみ使用可能です:
auto-discovery
info
setup
スリムバンドルは、 patching-tool separate
コマンドを使用して作成します。 一般的なフィックスパックのインストールも、この同じコマンドでスリムに行うことができます。 patching-toolは、パッチファイル(liferay-fixpack-dxp-10-7110.zipやhotfix-1234.zipなど)を使ってパッチをインストールし、その過程でpatching-backup.zipを作成します。 これらのファイルは、patching-toolがパッチを変更するために必要なものです。 patching-tool separate
コマンドは patching-backup.zip とパッチソースを liferay-patching-files-[file-name].zip ファイルに配置します。 これらのファイルを削除することで、バンドルのサイズを小さくすることができます。
スリムバンドルのパッチ適用も可能ですが、パッチの復元とパッチファイルの適用という余分な手順が必要です。 スリムバンドルのリリースに伴い、フィックスパックおよびサービスパックバンドル用のパッチファイルも提供されます。
Liferay DXP 7.3 bundles の変更点
Liferay DXP 7.3から、スリムバンドルはフィックスパックおよびサービスパックバンドルと一緒にリリースされなくなりました。 DXP 7.3では、スリムバンドルが取り外せるように、以下のように変更されました:
(1) フィックスパックのバックアップは、下位のファイルにもパッチが適用されるようになったため、より小さくなりました。
(2) フィックスパックは、ホットフィックス目的では必要ないため、バンドルに含まれなくなりました。